正倉院展〜太田美術館〜映画「ノイズ」
前回記事で会期を間違えたサントリー美術館の「よみがえる正倉院宝物ー再現模造にみる天平の技ー」を鑑賞してきた。
どうやって再現したか、どうして再現しなければならないか。科学に基づき当時の技法や材料を解析していくハイテクぶりに驚くけど、その技法を再現して物に仕上げていくのは人間の手仕事によるもの。デジタルもヒューマンもどちらもないとできないもの。そしてその技は伝えていかなければ伝わらないもの。残ってるものも奇跡ならば再現できることも同様に奇跡なのだと、感動しました。
そこから原宿へ移動。
明らかにダメージを受けた胃腸。
原宿の目的地は太田記念美術館の「信じるココロ」展。信仰、迷信、噂話の類の浮世絵を展示されてるというので、民俗信仰好きの血が騒ぐ。
チラシのモチーフになっているのは奪衣婆。江戸で奪衣婆が流行ったなんて知らなかった!奪衣婆というのは、三途の河原で亡者の服を剥ぎ取る老婆。実は昔仏像の仕事であるお寺の奪衣婆のお像と関わったこともあり思い入れがある。その他にも大好き正面金剛、暁斎、国芳のユニークな作品を見られて大満足の展示でした。
それから映画「ノイズ」を鑑賞。
藤原竜也さんの出る不穏な映画は必ず見るようにしていて(言い方)、今回も警察と追っかけっこで死体を隠してて大変スリリングでした。なんか色々、ありがちだなって思うところもあったけど、俳優さんの演技にとても引き込まれた。余貴美子さんのクレイジーっぷりはたまらなかったです。
帰りに亀有神社に参拝。
狛犬ではなく亀。社務所もお洒落で、境内にケーキ屋さんもあってすごいとこだった。次はケーキ屋さん行きたい。
原宿グルメにダメージを受けた胃腸を癒すため、夕飯は上本郷「手打ちそば ひなり」でおそば。
おいしく優しく癒されました。蕎麦の香りと歯ごたえが本当に良い!雰囲気も落ち着く。
先週は楽しみな舞台が中止になったり、色々落ち着かず落ち込むところですが、できることしっかり対策してがんばっていきましょう